2014年6月16日月曜日

ズボンに、刺繍でリメイク

妹のズボンなのですが、
まだ、買ってから2回しかはいていないのに、
洗濯して、外に干しておいたら、風にあおられて、
ズボンが、どこかにヒッカッカッタらしい

3か所のカギザキを発見して、ショックだったらしい
まだ、2回しかはいてないのに、
布地が柔らかくて、はきやすかったのに、と嘆いていた。

実際に、破けたズボンを見ると、
3か所の破れは、大きなものではないが
前に1か所、後ろに、2か所

ちょっと、これでは、よそには、はいて出られないなぁ

そこで、妹に、提案した。
少しの間、預かって、補修の方法を考えてもいいかなぁ?と、

アップリケをつけるとか・・・、レースで飾るとか・・・、刺繍をするとか・・・・・・・・


茶色の生地で、ズボンのすそを折り返すと、
紺地に白の水玉模様の生地が、
出てくるというデザイン

茶色の生地に合わせた色で、仕上げるか

すその紺色を取り入れて仕上げるか

などと、言っていたら、


妹は、「この際、思いっきりいろんな色を
使っちゃうとか」 と、言う。


さらには、「思いっきり、ギザギザに、縫っちゃうとか・・・」 とも、言っていた、

それならば、刺繍にしよう !



上の写真は、右もも後ろ側の、2か所の破れ
左側は、縦、約2,8cm 幅、約1,2cm
の楕円形で、囲ってみた。
右下は、直径約1cmの円で囲った。

もも前の破れは、後ろの楕円形で囲った破れと、ほぼ同じ大きさだった。

この3か所を、まず不織布の芯地を
破れより大きく切って、裏からアイロンで貼り付け、補強。



そして表から、破れの部分に、2重に、かがり縫いをして、さらに補強
それから、青系のししゅう糸を使って、丸、楕円をモチーフにして、2か所の破れを補修

しかし、2か所のししゅうだけでは、かえって、そこだけが目立てしまうので、
視線を、分散される目的で、周囲に、刺繍を追加した。

さらに、右ももだけでは、バランスが悪いかしら?と、左のポケットの部分に
右ももに使った、同じモチーフを、刺しゅう。

ここまで出来た時点で、妹に電話をした。

まだ、もも前の破れに、刺繍するモチーフで、迷っていると・・・

を刺繍しようか、(猫は,以前自分のTシャツに、漂白剤のしぶきが飛んでしまったときに、
             ねこの刺繍で、白いしぶき跡を、隠したことがあった。こちら
ニワトリにしようか
どっちがいいかなぁ?と尋ねると、

「ニワトリ?  なんで、ニワトリ?」 と、少し驚いた声

ニワトリと、ヒヨコのデザインを考えているんだけど、
ニワトリと、ひよこってかわいいよねぇ、と私が言うと、

「いいねぇ、それにして!」 と、すぐ決定。
以前に、妹はニワトリとヒヨコの置物を買ったことがあるのだそうだ。


前の破れた部分の、すぐ下に
ちょうど、縫い目があったので、

その縫い目を、地面に見立てて

破れの部分は、白いニワトリのからだで
隠し、頭と、足と、しっぽを追加した。

その足元に、小さなひよこちゃんを
2羽、刺しゅうした。

破れていた部分よりは、かなり大きな
刺繍となってしまったが、
これで、仕上がりとする。


妹に、ズボンを返す前に、
仕上がり状態を、自分ではいて
鏡に映してみた。

これなら、はいて出かけられるかな?
妹が気に入ってくれるか、少し、心配。


仕上がった次の日曜日に、
お互いの住んでいる家の中間地点の
喫茶店で、待ち合わせして、
ズボンを手渡した。

その時は、ズボンの仕上がりを
前、後ろと見て、
「これなら、はけそうだね。」と言って、帰って行ったが、

翌日の夕方電話してきて、
「家へ帰って、よく見たら、きれいにできていて、ビックリ! お姉ちゃん、これで商売したら?」
などと、うれしいことを言ってくれた。

さっそく、職場にもはいていくと、言ってくれた。
気に入ってくれて、良かった~。

また、何か、、破いてちょうだいねぇ、)^o^(  大好きな、刺しゅうや縫物ができるから



2014年6月6日金曜日

さくらのししゅう

春になると、ポスターでも、Inter-net でも、テレビでも、桜の花のモチーフを、
たくさんみかけます。
桜の花びらの5枚を、パターンを使って、刺繍をしました。

needle-painting by Okyo

桜の花びらは、Long and short stitch 、Satin stitch,と、Back stitchです。
花びらの周りに、桜の木の枝を、楕円形にぐるりと、デザインして、
芽生えたばかりの、赤味の残る桜の葉を5枚。

needle-painting by Okyo
使用したししゅう糸は、桜の葉には、8色
桜の枝には、10色、
花びらには、綿のししゅう糸、13色と、
真ん中で、ツヤツヤしている花びらには、日本刺繍用の絹の釜糸1色を使用しました。

花芯は、あえて、刺繍しませんでした。




クワガタスミレの刺繍

【すみれ】というものは、たくさんの種類があるのだそうですが、
我が家の庭に、自然に生えて、毎年花を咲かせているスミレがある。

苗を買ってきた覚えも、植えた覚えもないので、どこから種が飛んできたのでしょう?

調べたところ、【クワガタスミレ】という名だとわかった。

北アメリカ原産、葉っぱがまるでモミジの葉のように、切れ込んでいるそのかたちから、
農具のクワに似ていることにちなんで、ついた名らしい。

ししゅうの下絵

左は、色鉛筆で、簡単にイメージを
色づけ

右は、ししゅうの糸を運ぶ方向を、
線描きで、

真中は、後ろ向きの花の、輪郭線







花の色が、コレダ というぴったりした色が
なかなか見つからない。

紫系の、色の糸自体が、緑色と比べると少ない

4つの候補を選び出し、右側に2種類の、
花びらだけを、練習で刺してみた。

他の2種類の色の方が、どうもシックリいきそうなので、

実際に、図案に刺してみた。

右上の花は、本物の【クワガタスミレ】

出来上がりは、

needle-painting by Okyo



 小さな、すみれのししゅう